SSブログ

軽耐久レースin中山サーキット [クルマ]

日曜日は朝6時にホテルをチェックアウトし、目的地に向かって出発しました。
行った先は中山サーキット。
軽自動車の3時間耐久レースに参加するためです。
この中山サーキットは結構歴史があるサーキットのようですが、作りも今のサーキットとは少し違うようでコース外のエスケープゾーンが少なく、コンクリートウォールに囲まれています。
今まで走ったことがある筑波サーキット、タカタサーキットなど、どのサーキットも非常に安全な作りをしていてクラッシュの恐怖とは無縁の走行を楽しんでいたのですが、今回のこの中山サーキットは事前に調べた情報から、かなりの緊張感を持って当日に望むこととなりました。
前日ホテルに泊まったのもその為。
危険といわれるサーキットの初走行を寝不足で望むわけにはいかないと思ったのです。
ホテル宿泊のおかげで体調は万全。
朝のすがすがしい空気の中ピットに到着し、今回仲間に入れてもらったチームに合流。

本来参加するはずだったメンバーが子供さんのイベントで参加出来なくなったため、臨時で4thドライバーに起用されたというわけです。
乗車するマシンはホンダトゥデイ。
話によると10000回転OKとのこと。
DSC_6854.JPG
朝のドライバーズミーティングを終え、フリー走行に乗車することになりました。
ほかのドライバーは皆さん走行経験があるのに対し、私はトゥデイも初めて、そして中山サーキットも初めて。
完全ぶっつけ本番状態です。
さすがに緊張してきます。
ピットレーンに並んでオフィシャルの旗を待ち、いよいよ15分間のフリー走行開始。
この日に備えてyoutubeの車載映像を何度も繰り返し見ているのでコースレイアウトは何とか頭に入っています。
1周目、クルマに慣れるためと新品タイヤ、新品ブレーキを慣らすため、そしてコースを確認するためにやや抑えて走行します。
他車に関しては1周目からかなりの勢いで走り去っていきますがここは冷静に。
2周目から徐々に全開にしていきます。
走行前に思っていた恐怖心もどこへやら。
なんて楽しいコース、クロスミッションとファイナルが変更されたトゥデイ、3速と4速のみで走ることができます。
タカタサーキットよりも1速分高いギヤでの走行となりスピードもかなり出ているようですが、思ったよりコース幅も広くかなり楽しいコースでした。
確かにコンクリートウォールも近いのですが、気をつけて走れば完全ドライなら何とか大丈夫そうです。
車内にラップタイマーを装着していたのですが見てみると1分17秒台、そして遅いクルマをかわした次の周は15秒台、そして何周か重ねて今度はかなりいいタイムかもと思ってタイマーを見ると、5分!
リセットされずに記録されてないし・・・
フリー走行なのでタイムはどうでもよいのですが、クルマもFFとは思えないほどコントローラブルでアンダー知らず、タックインを積極的に使ったコーナリングでコーナーは楽しくて仕方ありません。
ストレートも一部のスーパーNAやターボ勢を除いて負けていません。
15分のフリー走行もあっという間で本選に期待を持ちつつピットに帰りました。
しばらくは興奮覚めやらぬ状態だったのですが、このレースに加え更に興奮するポイント、キャンギャルまで登場しました。
HOT-Kという軽自動車専門誌のキャンペーンで2人のキャンペーンガールが各ピットにやってきて雑誌PRと記念撮影を行ってくれました。
DSC_6868_02.JPG
フリー走行の後は予選です。
予選はチームの予選アタッカーが望みます。
DSC_6885.JPG
DSC_6922.JPG
予選なのにかなり白熱したバトルが行われていました。
DSC_6925.JPG
きれいなオーバーテイク。
DSC_6927.JPG
ベストタイムは1分13秒228で予選10位。

予選のあとスプリントレースが開催されたので、それを観戦して私たちのレースがはじまるのを待ちます。
DSC_6979.JPG
軽自動車といってもいろんなクルマが出場し、抜きつ抜かれつのかなりの白熱したバトルを楽しみました。
DSC_7002.JPG
あまり追越しが見られないF1よりもはっきりいって楽しめるレースでした。


スプリントレースの後はいよいよ3時間耐久レース。
ワークスと呼べるようなショップチームはなんとレースクイーンまで登場。
DSC_7017.JPG
私も周りもかなり盛り上がってきます。
フォーメーションラップのあとローリング形式でいよいよレーススタート。
ファーストドライバーのドライブで予選10位からステップアップを目指しますが、混戦のためなんと順位を落としてしまいます。
かなり苦しい展開ですが、先は長いので我慢のドライブ。
40分間のドライブの後、セカンドドライバーにチェンジ。
ここからかなりの追い上げをみせて15位からどんどんステップアップし、10位まで順位を上げました。
40分間でのファステストラップは1分12秒634。
なんと予選よりも速いタイムでどんどん上位に迫り、いよいよ3番手、私の出番です。
走行10分前くらいから気持ちを落ち着け、ドライブに備えます。
いよいよマシンがピットインして交代の時がやってきました。
が!しかし!なんと!クルマの下になにかが垂れ下がっているではないですか!
なんかタイヤかすでも引っかかったかと思ったのもつかの間、なんと・・・垂れているのはベルトじゃないですか。
オルタネーターのベルトが何かの拍子に千切れてしまったようです。
よし、ベルト交換してすぐに出発だ!って・・・替えのベルトが無いですって・・・
まさかベルトが切れるなんて想像もしていなかったようで、エンジンブローもミッション破壊でもなく、ベルト切れにてまさかのリタイヤ。
なんとも残念な結果となってしまいました。
臨時ドライバーで当日参加だった私はなすすべも無く、しょんぼりと皆で帰り支度を始めるのでした・・・

夜の反省会にていろいろな意見が交わされた後12月の最終戦にも乗せて頂けることが決まり、次選へ向けて気持ちを高ぶらせる私なのでした。
初めての中山サーキット、はっきりいってはまりました。
ロードスターでも行かなくちゃ。
DSC_7008.JPG

撮影機種:Nikon D80 + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO HSM
AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED
nice!(16)  コメント(24) 
共通テーマ:自動車

タンクローリーの修理 [クルマ]

先日わが社の稼ぎ頭、タンクローリーの修理を行いました。
一つはエンジンのヘッドカバーパッキンの交換。
もう一つはウォーターポンプとサーモスタットの交換です。

このタンクローリーは以前から、エンジン後方よりミッションに向かってオイルがダラダラと漏れ続けていて、その治療を行うための作業です。
ヘッドカバーのボルトを緩めてヘッドカバーを外し、綺麗に清掃後新しいパッキンを装着し、液体ガスケットを塗ってエンジンに取り付け。
簡単な作業です。
これで治ったと確信してローリー運転手を送り出したのですが、なぜかオイル漏れは治っていないとのこと。
何故か判らないままいろいろ見ているとどうやらヘッドカバー自体に亀裂が入っており、そこからオイルが漏れ出していたようです。
このタンクローリー、古いディーゼルエンジンでアイドル中から結構な振動があります。
ロードスターですらアルミのヘッドカバーなのに、このタンクローリーは樹脂製のヘッドカバーなので振動に耐えられなかったのかもしれません。
22万キロも走っているのでいろんなところから不具合は出てきますが、まさか亀裂とは。
新しいヘッドカバーを購入するのも何なんで今のところパテで応急処置を行い、漏れを止めることができました。


そしてもう一つの修理、ウォーターポンプの交換とサーモスタット交換。
以前からクーラントが漏れているようなのと、水温計が踊り出したので交換することとしました。
これは別の日に行ったのですが、タイミングベルトがないこのエンジンは一見交換が簡単なように見えます。
しかし・・・ウォーターポンプにアクセスするための部品外しに手間取ることとなりました。
3本あるベルトを外すためにボルトを外そうとするとファンのフードが邪魔で、ファンのフードを外そうとするとファンが邪魔・・・
ファンを外そうにもフードがあるし・・・どっから外すんじゃい!!
と心で叫びながらなんとかすべてを取り外し、ついにウォーターポンプと対面、あとは外すだけになったのですが、クーラントが固まって化石のようにボルトにくっつき、マイナスドライバーやスクレーパーでこの固まったのを除去することに一苦労。
やっとウォーターポンプのボルトを外したら今度は液体ガスケットの強力な接着力で全然外れません。
試行錯誤してやっとのことで取り外し、新しいウォーターポンプとサーモスタットを交換。
外すのに苦労したのに新品の取り付けの簡単なこと。
ボルトの化石もないので締め付けるだけですし、外すのに苦労したファンやファンのフードたちも一度攻略すればこっちのものでした。
無事に作業を終了し、水温計の動きとクーラントの漏れがないことも確認できて、残ったのは強烈な筋肉痛でした。
普段作業する乗用車は、ボンネットの中を覗くか下から見上げるかでほとんどの作業はできるのですが、タンクローリーはキャビンを上げてもエンジン前部にはキャビンがいるのでエンジンの上にまたがったり、横から体を伸ばしたり、潜ったり、何とも慣れない作業は大変でした。
あー、まだ足痛い。

MA35000100030004.jpg
MA35000200020002.jpg



撮影機種:au panasonic P001

nice!(8)  コメント(14) 
共通テーマ:自動車

家族が増えました! [クルマ]

久しぶりにロードスターのセッティングを行いました。
アライメントを今までのリヤトーイン15ミリ(トータル)からトーイン4.2ミリに変更。
15ミリという過大なトーインのおかげで超安定走行ができた前回のジムカーナ。
しかしその弊害として走行抵抗もかなりあったと思われることから、常識的な数値に戻してみました。
その効果は次回のジムカーナまでわかりませんが、いろいろなセッティングができるのもロードスターの楽しさの一つです。

そして先日わが社に新しい家族が増えました。
090426_0559~01.jpg
新しいクルマです。
母親が購入した新車、スバルステラです。
うちの会社にはマツダ関係、スバル関係のお客様がいらっしゃるので私はマツダ車、そして母はスバル車担当なのです。
今回購入したステラ、ただのステラではなく、私好みなステラです。
直列4気筒DOHC、スーパーチャージャー付きなステラです。
こんな普通な顔して中身はちょっと普通じゃない所が私好み。
わが社にはスバルの軽トラ、サンバーもいるんですが、これもスーパーチャージャー付き。
これもかなりの力持ちで乗った人を驚かせる高性能なヤツなのですが、今回のステラもこれを期待してスーパーチャージャー付きにしておきました。
マニアックなスバルは足回りも4輪独立懸架でいい走りを予感させます。
こんな面白いクルマを作っているのにスバルは軽自動車から撤退するようですので、このステラが私にとって最後のスバルの軽自動車になりそうです。
安くていいクルマなのでもっと売れてほしいですね。

そして本日、久々に長男と公園で自転車練習。
DSC_3541.JPG
久しぶりなので最初は恐る恐るでしたが、次第に慣れて楽しく走っていました。


撮影機種:au panasonic P001
Nikon D80 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
nice!(11)  コメント(16) 
共通テーマ:自動車

メンテナンス! [クルマ]

「クルマは消耗品のカタマリです。」
と、声を大にして言いたい時があります。
ニンゲンは風邪をひいても怪我しても安静にしていれば直りますが、クルマは安静にしても放っておいても消耗品は劣化しますし、故障個所は治ってくれません。
消耗品は定期的なメンテナンス、故障個所は修理をすることが安心して走行するための特効薬です。
冷却水やブレーキフルードなんかはクルマの車体価格からすると大した金額ではありませんし、一部のクーラントを除けば車検ごとの交換をしておけば問題ありません。
タイヤは溝が減ったらスリップサインが出る前に交換する、ファンベルトはベルトにヒビが見えて音がしたらすぐに交換、ブレーキパッドも音がする前に残溝が少なくなったら交換、そんな程度なんですけど今回もこんなお客様が。
IMG_0447.JPG
見ると一目瞭然、ブレーキのディスクが削れています。
原因はブレーキパッドが減っているのに早期に交換しなかったことなのですが、すぐに新品ディスクとパッドを注文して交換をさせてもらいました。
本当はパッド交換だけですんだはずがいらぬ出費となってしまいました。
ブレーキがきかなくて事故、ということがなかっただけ良かったのですが、メンテの遅れが多くの出費を生み、事故や故障の危険を高めるということは忘れてはいけません。

新品ディスクは・・・
IMG_0454.JPG
IMG_0455.JPG

撮影機種:Canon IXY DIGITAL 60



今日も息子は熱心に鉄道ジャーナルで勉強中。
DSC_1166.JPG
撮影機種:Nikon D80 + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO HSM
nice!(9)  コメント(13) 
共通テーマ:自動車

マツダミュージアムに行ってきた!その2 [クルマ]

IMG_0349.JPG
伝説の名車コスモスポーツ。
今見ても美しいスタイルですね。
以前ロードスターをベースにコスモのコンセプトカーを作っていたと思いますが、本気で実現してほしいと思った1台でした。
IMG_0364.JPG
サバンナGT。
これもカッコいいですよね。
IMG_0354.JPG
忘れちゃいけない初代ロードスター。
ファミリアに乗っていた学生時代、修理の代車にこのロードスターを貸してくれたユーノスの店長さんの魔法にかかってロードスターを購入してはや8年、未だに飽きることなく乗り続けてそのままオッサンになってしまった私がここにおります。
IMG_0367.JPG
一番売れたファミリア。(だったと思います。)
私の母親が乗っていたのでよく覚えています。
IMG_0368.JPG
カペラセダン。
これも私の父親が乗っていました。
実はあまりスタイルが好きではなかったんですが、今見ると結構イケてて懐かしいですね。(遠い目)

そして・・・

IMG_0370.JPG
IMG_0373.JPG
マツダ787Bです。
1991年のル・マン24時間レースで総合優勝を果たしたマシンです。
オーラが漂っていますね。
787Bの走っている姿はビデオでしか見たことがありませんが、一度でいいから生で見たいです。

他にも展示車両はたくさんありましたが、1時間という見学時間ではとても満足に見ることができませんでした。
RX-8の分解された姿やロータリーエンジンの構造など、ここでしか見ることができないものや実際のクルマの製造ラインの見学もさせてもらいました。
予約制なのでいつでも見学できるわけではなさそうですが、機会があれば何度でも見学に来たいですね。

撮影機種: Canon IXY DIGITAL 60
nice!(9)  コメント(14) 
共通テーマ:自動車

マツダミュージアムに行ってきた! [クルマ]

今日は石油関係のグループで広島にあるマツダミュージアムに行ってきました。
マツダの歴史から生産された過去の名車、日本車史上初のルマン制覇をした787Bの展示など非常に興味深い内容でした。
私は二度目の訪問だったのですが、何度来ても飽きない場所です。
IMG_0324.JPG
IMG_0327.JPG
IMG_0328.JPG
IMG_0330.JPG
マツダの歴史が説明されています。

IMG_0333.JPG
バタンコといわれていた三輪バイク。
名前を見忘れました・・・

IMG_0338.JPG
DSC_07211.JPG
T2000。
今見ても結構大きなトラックでした。

たくさん写真があるので続きます。

撮影機種: Canon IXY DIGITAL 60
nice!(7)  コメント(9) 
共通テーマ:自動車

水漏れトラブル [クルマ]

今日は朝から馴染みのお客様が来店され、何かが漏れているとのこと。
地面を見てみるとどうやら冷却水が漏れているようです。
重大なトラブルになりかねないのでお客様からクルマを預かり、原因追及。
クルマはハイゼットバン。
運転席、助手席を外してエンジンをのぞいてみますが、冷却水漏れの形跡はあるものの一気に漏れ出しているわけではないので場所がわかりません。
中央にあるサイドブレーキも外してペンライトで探しますが、よくわかりません。
エンジンを止めて捜していると、「シュー・・・」とかすかな音が。
恐らくエンジンを切った後ラジエター内が負圧になり、漏れている場所からエアーを吸い込んでいるようです。
聞き耳をたてて音の場所を探すと・・・
見つけました!亀裂発見。
DSC_5755.JPG
エンジンをかけてみると・・・
DSC_5756.JPG
おっ・・・
DSC_5757.JPG
おおおおお!!!!!
エンジンストップ!
原因発見です。
早期発見できたおかげで冷却水もほとんど減ることなく故障発見となりました。
あいにく今日は祝日のため部品注文はできませんが、明日早速部品を取り寄せて修理することにします。

そしてお昼前にはJ58Gメンバーはやしくんのタイヤ交換。
シバさんも一緒に来店されました。
チームニコンです。
DSC_5807.JPG
タイヤ交換する私とそれを監視するはやしくん。
DSC_5806.JPG
誰かが私のカメラで撮影した1枚。
DSC_5839.JPG
これも。(これは自作した工具整理用の壁掛けセット。)

DSC_5753.JPG
昨日の夕方の空。
嫁さん撮影。

撮影機種:Nikon D80 + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
nice!(7)  コメント(10) 
共通テーマ:自動車

陸運局de車検。 [クルマ]

今日は広島で会議の予定になっていたので、ついでと言ってはなんですが父親センティアの車検にも行ってきました。
DSC_5374.JPG
陸運局に到着したのは8時半。
検査は9時から開始なのですが仮テスター場は開いていたので本検査前の検査をしてもらいました。
サイドスリップ検査、速度計測、フットブレーキ検査、サイドブレーキ検査、排ガス測定、ヘッドライト光軸と順番に調整してもらいます。
一般の人ならけっこうな金額を支払わなくてはなりませんが、整備振興会会員になっているのですべて行って1,785円。
ここでの仮検査のおかげで、車検に通らなかったことはほとんどなし。
車検を始めた数年前は右も左も分からずに試行錯誤の末、車検に落ちてガックリ落ち込んだことも今は昔です。
全て問題ないことを確認し、事務所へ行って重量税印紙、検査証紙等を購入。
センティアは車両重量が1600kgもあるので合計で52,200円。
車検代金のほとんどはここ、整備振興会へと消えていきます・・・
自賠責保険料の22,470円を合わせると、74,670円・・・

朝イチなのであっさり手続きも終了し、検査ライン待ちの列にクルマを付けます。
DSC_5676.JPG
DSC_5674.JPG
周りのメカニックさん達はみんな慣れている&知り合いばかりで談笑する風景もいつも通り。
9時ジャストから検査開始です。
順番待ちの時間も入れて9時30分には検査終了。
新しい車検証をもらうため再び事務所へ行って待つこと数分。
すぐに名前を呼ばれて新しい車検証とステッカーを貰い、すべてが完了しました。
混雑していないと予想した通りで一安心。
無事10時30分からの会議に間に合わせることができました。
っていうか、途中カメラ屋さんでレンズを物色する余裕まであったということは内緒です。

DSC_5684.JPG
検査ラインを出口側からのぞいたところ。

とりあえず、なんとか久々にクルマ関連の記事を書くことができました。



撮影機種:Nikon D80 + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO

nice!(9)  コメント(10) 
共通テーマ:自動車

車検作業で。 [クルマ]

9月は各ディーラーさんの中間決算期ということで登録車両も多く、それにともない車検も多い月なのです。
最近のクルマたちは非常に造りが良く、1回目の車検ではほとんど交換部品はありません。
2回目、新車から5年たったクルマでも走行距離が平均くらいの車両はブレーキパッドすら交換の対象になるかならないか・・・
1回目、2回目ともほとんどがブレーキフルード、エンジンオイル、エアエレメント(エアクリーナー)、クーラント(エンジン冷却水)交換程度で作業終了です。
走行距離が増えてくると、上記にブレーキパッド、ベルト類の交換がでてきますね。
90年代のクルマではドライブシャフトのブーツやタイロッドエンドブーツが弱く、よく破れてグリース飛び散りということもありますが、最近のクルマはゴム部品も耐久性がかなり向上しているようです。
そんな中でも先日の車検で作業したクルマでの出来事。
6回目(平成7年式)の車検で、クーラント交換をしているとき冷却水を見てびっくり唖然・・・
赤い・・・赤茶色。
エンジン内が完全に錆びて冷却水が錆び色に染まっているようです。
原因はおそらく冷却水にクーラントではなく”水”のみ入れていたのでしょう。
クルマの冷却水にはロングライフクーラントという商品名で、エチレングリコールを主成分とする液体と真水を適切な割合に混ぜたものを使用します。
クーラントには0℃以下でも凍らないようにする不凍液としての役割、鉄を錆びさせないようにする防錆性、そして内部で攪拌されても泡立たないようにする消泡性がありますが、これを考えずに安易に水道水を入れると氷点下以下になる地域ではエンジン内部での凍結のおそれや、防錆機能をもたないことによるエンジン内部の錆びの発生が考えられます。
このお客様のクルマはおそらく交換時か補充の際、クーラントを使用せず水道水などの水を使用したのでしょうがこうなると洗うしかありません。
水を何回も循環させて抜き取り、また入れて抜き取り・・・
錆び色が出なくなったらクーラント注入です。
恐らくそれでも内部の錆びは完全になくなることはないでしょう。
クーラント交換なんて工賃入れても数千円です。
エンジン内部の錆びはエンジンを分解してもきれいにすることは不可能でしょう。
しかも、もし錆びがどこかで詰まるとオーバーヒート、最悪エンジン故障、そして、〇〇万円の修理代が・・・
メンテナンスにお金を惜しんではいけません!
買ったクルマは中古車であったとしてもきっと何十万円、新車なら100万円以上したはずですから、それに比べればメンテナンス費用なんて大した金額ではないはずです。
久しぶりにこういうクルマのメンテをしましたが、メンテ作業が増えて故障作業がないことがこの商売の理想だと感じました。

今日のランチ。
呉のお好み焼屋さんで。
DSC_5060.JPG
AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF)
肝心の自分が食べたお好み焼きの写真を撮り忘れました・・・

DSC_5074.JPG

撮影機種:Nikon D80


nice!(7)  コメント(12) 
共通テーマ:自動車

ブレーキトラブル・・・ [クルマ]

今日は久しぶりのクルマネタです。
ほぼ毎日車検業務は行っているのですが、ネタにするほどの作業もあまりなかったので暫くタイトルと全く関係ない鉄道日記と化していました。
が、久しぶりに強烈な作業がやってきました。
ワゴン車のお客様が突然ブレーキが効かなくなったと来店してきました。
すぐにボンネットを開いてブレーキフルードのタンクを見ると、何と空っぽ。
全くブレーキが効かない状態です。
ここまで自走して来たことが奇跡です。というか、危ない・・・
あとで確認するとサイドブレーキが別系統のドラムブレーキとなっている車種なので、唯一使えたサイドブレーキだけを頼りにお店までやって来たようです。
ブレーキホースが劣化してオイルが漏れ出してこんな状態になったんだろうという推測のもと、作業開始。
フロントタイヤから外してブレーキホースを確認しますが、問題なさそう。
リヤタイヤを外します。
ブレーキホースは全く問題なく、オイルのにじみもありません。
おかしいと思い今度はブレーキパッドの確認をすると、リヤブレーキのパッドの残りが全くない状態です。
そして右側リヤのディスクをよく見ると、削れて厚みが半分以下になっています。

IMG_8109.JPG
本来、ディスクがこんなに減ることはありません。
よく見てみると、なんと・・・パッドそのものが全く存在しておらず、ブレーキパッドを押しつけるキャリパーピストン自体がディスクと接触しているではないですか・・・
分解をはじめると状態がよく分かってきました。
ブレーキパッドの使用限度は約2ミリ。
それ以上摩耗するとセンサーとなる金具がディスクに接触してキーキーという音でパッドの交換時期を知らせるのですが、それを放置したまま走り続けたようです。
IMG_8121.JPG
摩擦材がなくなり、バックプレートまで削れている状態。

そしてパッドの摩擦材が全くなくなり、非常に硬い部分であるパッドのバックプレートとディスクが接触して、ブレーキペダルを踏むたびに今度はディスクが減りはじめます。
さらにブレーキペダルを踏むと、ブレーキパッドを押しつけようとするキャリパーピストンがどんどんキャリパーから押し出されていき、ある時点でバックプレートの厚みよりディスク摩耗による隙間が大きくなった時点でバックプレートが脱落、ピストンがさらに押し出され、最終的にはピストンもキャリパーから外れてしまい、ピストンとゴムシールによって塞がれていた部分からブレーキフルードが一気に漏れだして、突然ブレーキが効かなくなってしまったという訳です。
IMG_8116.JPG
キャリパーピストンが飛び出し、ゴムシールが破れてフルードが漏れている状態。
IMG_8115.JPG
新品キャリパー。
単品で部品が出たことに正直びっくり。

長い説明でしたが、本当は突然効かなくなったわけではなくセンサーがディスクと接触した時点で大きな音がしているはずです。
更に摩擦材が無くなった時点でブレーキの効きも悪化していると思われます。
ブレーキを踏んだとき突然ペダルが奥までスコッと入り込み全くブレーキが効かなくなりますから、よく事故もなくここまで来れたものだと思わざるを得ません。

IMG_8119.JPG
結局部品を注文して、すべての部品を交換後にブレーキフルードを入れ、エア抜きを完璧に行った後に引き渡しとなりましたが、日頃のメンテナンスの重要性を改めて思い知らされる作業となりました。
クルマは便利な乗り物ですが、走る凶器にもなり得ることを決して忘れてはならないと思います。

IMG_8112.JPG
新品ディスクは厚みもしっかりあります。


撮影機種:Canon IXY DIGITAL 60



nice!(8)  コメント(16) 
共通テーマ:自動車

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。